名誉会長挨拶 大久保 靖

 同窓生のみなさまには、日頃より母校の教育活動に多大なご支援ご協力をいただきましてありがとうございます。
 
 5月20日の第58回定期総会において、渡辺幸久様に代わり川村登志一様が同窓会会長に選任され新体制が発足されました。渡辺前会長には五年の長きにわたるご協力に感謝申し上げますとともに、川村新会長には同窓会活動の益々の発展のためお力添え賜りたく、謹んでお願い申し上げる次第であります。
 さて、今年(2017年)は学園創立110周年にあたります。また、高等学校が文京区後楽からこの小金井の地に移転して25年となりました。そうした節目の年を記念するために、本校では法人の協力を得て8月5日〜13日の9日間、「オルセースクールミュージアム」を開催いたしました。パリのオルセー美術館公認の研究用高精細レプリカ(リマスターアート)30点を校内に展示し、本物と寸分違わぬ印象派の名品を間近で観賞することができる大変魅力的なイベントとなりました。在校生によるガイドツアーや作品展示の他、4D-Labや部活動の発表にワークショップ、さらに大学研究室の研究紹介と地域連携コーナーも設置してこのイベントを大いに盛り上げ、期間中3000人をこえる来場者の皆様に楽しんでいただくことができました。開催にあたっては同窓会からも多額のご援助をいただきました。この場をお借りして、深くお礼申し上げます。
 さて、日本の教育は2020年の大学入試改革と学習指導要領改訂(小学校 中学は21年、高校22年より年次進行)で大きく変わろうとしています。「何を学ぶか」ではなく「何ができるようになったか」が重視され、さらに「主体的・対話的で深い学び」を通じて従来にも増して「思考力・判断力・表現力」の育成が求められています。つまり、先行き不透明な時代を生きる子供たちに必要な資質・能力の基盤を中等教育段階で身につけさせることが学校現場に求められているのです。本校でもこうした教育改革の動きを見据え、教員・生徒ともども試行錯誤を続けております。オルセースクールミュージアムもそうした試みの一環とお考えいただければと存じます。

同窓生のみなさまにおかれては、今後も母校並びに現役生に対しまして変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。