名誉会長挨拶 大久保 靖

 同窓生のみなさまには、日頃より母校の教育活動に多大なご支援とご協力をいただきましてありがとうございます。
 母校では、昨年運動場の全面改修工事を実施し、全面人工芝のグラウンドに生まれ変わりました。これにあわせて防球ネットも嵩上げし、緑の美しいグラウンドで思いっ切りスポーツできるようになりました。在校生たちも大変喜んでおります。グラウンド種目の運動部に所属されていた卒業生のみなさまには、機会がありましたら、ぜひ新しくなった人工芝グラウンドをご覧いただきたいと思います。
 
 いま、日本の教育は大きな転換期にあります。2021年1月から従来の大学入試センター試験に代わって、大学入学共通テストが実施されます。マークシート方式のみだった問題に一部記述式問題が加わり、また出題形式もたんなる知識を問うものから、知識を活用することに力点をおき、受験生の思考力や判断力そして表現力を問い、さらには主体性や多様性、人間性そのものを問う大学入試に代わろうとしています。これにあわせるように、2021年度には中学、2022年からは高校の学習指導要領も改訂されます。

 急速な技術革新とグローバル化の進展により、変化が激しく予測困難な時代を生き抜くためには、所与の課題に素早く正解を導き出す能力より、課題そのものを自ら見つけ出し問い続ける、そんな、タフでチャレンジ精神旺盛な人材が求められるはずです。母校では、校訓「人間らしく生きる」をそうした人間力と読み換えて、その育成にふさわしいカリキュラム策定への準備を始めたところです。
 
 本校をはじめ私学を取り巻く経営環境は、今後ますます厳しさを増すことと思います。そんな時代に公立にはなく私学にあるのは、母校を温かく見守り支援して下さる卒業生のみなさまだと感じております。今後とも母校に関心をお持ちいただき、ご支援ご協力をお願い申し上げて、挨拶とさせていただきます。